どのマンション管理会社が自分たちに合っているのか
マンション管理会社を変更して失敗した!
すでに付き合いのある管理会社から別の管理会社に変更をする管理組合は意外と多いですが、よかれと思って管理会社を変更して後悔する人も居るようです。では、どのような点で失敗することがあるのでしょうか。
起こりうることとしては、たとえば管理業務の引き継ぎがスムーズに行われず、契約関連書類や建物の図面など整理ができなくなることです。他には、新しい管理会社に引き継がれるまでに、フロントマンの対応が悪化した例もあります。また、コストダウン部分だけに魅力を感じてしまい安易に管理会社を変更してしまうことで、それまでの管理会社では当たり前に行ってくれていた対応をしてくれなくなってしまうことも。
いずれにしろ、大切なことは「現状を把握すること」、「どこに不満があるのかを明確にすること」、「管理会社を変更することでその不満は解消できるのかを考えること」の3つかと思います。ただ、傾向としては、大手のデベロッパー系から独立系の管理会社に変更をすることで、質を落とさずに年間数百万円単位のコストダウンが可能になる事例もありますので、前向きに検討してみてもいいかもしれません。
良い管理会社って?
では、どのような管理会社がオススメなのでしょうか。
私の経験上ですが、管理組合の立場になって物事を考えてくれる管理会社はとても安心できます。
大手のデベロッパー系の管理会社ですと、全国レベルでサービス品質を統一化しなければならず、良い意味でも悪い意味でもルールを厳密に守ろうとしてきますし、緊急時の対応の際にも「社内での許可が必要なので待って欲しい」などと柔軟に対応してくれないこともあります。
ちょっとしたお願い事も「それは契約書には乗っていない」とあっさりと断られてしまうこともあり、管理組合としては「不満はないけど満足でもない」、といった印象を強く持ってしまいます。ある程度の大型マンションであればそのような大手の管理会社の方が結果的に安心できることもあるかもしれませんが、ブランドに騙されずに、地域に根づいた管理会社を当たってみることも良いかもしれません。
2018/03/26